製品概要
電子加速器用加速管
金属技研は、長い間にわたり、真空炉を使用したろう付け技術を得意とし、主に電子線形加速器の加速管製作に取り組んでまいりました。
近年では、加速器の設計・解析において3次元の電磁界シミュレーションソフトなどの解析ツールを積極的に導入して活用しています。
加えて、ベクトルネットワークアナライザやスペクトラムアナライザ、オシロスコープなど、高度な計測機器を導入し、単に加速管を製作するだけでなく、設計・解析から製造・性能評価まで一貫した生産体制を構築しています。
一方、これまで陽子加速器に使用されるRFQのろう付け組立てを手がけた実績があります。イオン加速器の製作についても積極的に対応しています。
項目 | 主な仕様 |
---|---|
エネルギー/ ビーム電流 |
3.95 MeV/100 mA |
パルス幅/繰返し | 3 μs/1~200 pps(可変) |
加速構造 | サイドカップル型定在波管 |
RF源/RF出力 | マグネトロン/1.2~1.3 MW |
運転周波数 | Xバンド:9.3 GHz |