熱処理
金属技研で対応可能な熱処理
01. 真空熱処理
部品および素材の溶体化処理、固溶化処理、析出硬化処理、安定化処理、焼入れ、焼戻し、焼鈍、焼ならし、応力除去、焼結、拡散処理など。金属技研では真空炉を43基保有しております。
処理目的
- 部品の耐摩耗性、耐食性、機械的特性および物理特性の向上。
特徴
- 無酸化処理であり熱処理後の加工が不要
- 多室型真空炉で酸化を嫌う金属の熱処理
- 大型真空炉の保有で、最大2,000mm角の大型部品および大量生産が可能
- 変形、歪の少ない熱処理が可能
縦型一室式真空炉
Φ2,000×3,500H mm
横型二室式真空炉
380W×610L×300H mm
三室型横型真空炉
1200W×2000L×900H mm
02. 雰囲気熱処理
部品および素材の熱処理、選択酸化処理、窒化処理、浸炭処理、サブゼロ処理など。金属技研では雰囲気炉を40基保有しております。
処理目的
- 機械的特性および物理特性の向上。
- 部品および材料への水素吸蔵。各種雰囲気ガスを利用した表面改質処理。
特徴
- 活性ガスの水素、非活性ガスのアルゴン、窒素雰囲気中での熱処理が可能
金属技研熱処理の特長
01. 高品質
- 宇宙・航空機、原子力関連などのスペック適用部品の処理が可能
- 設備管理、温度管理および特殊工程の維持管理と万全の品質保証体制
- Nadcap(国際特殊工程相互認証制度)を滋賀工場と姫路工場、中国現地法人の坂上金属技研(蘇州)有限公司にて認証取得
- 金属熱処理技能士取得者1級7名、2級94名、計101名(2022年2月末現在)
02. 経験・実績
- 創業以来、半世紀にわたる熱処理の実績、過去および最新の技術データベースの保有
- 高品質が要求される原子力、宇宙・航空、電子機器分野での豊富な処理実績
熱処理の処理例
航空機部品
Ti-6Al-4Vの応力除去
Ti-6Al-4Vの応力除去
マニホールド・チューブ
航空エンジン部品の溶体化・時効処理
航空エンジン部品の溶体化・時効処理
静翼
精密鋳造品の溶体化・時効処理
精密鋳造品の溶体化・時効処理
確かな管理システムで高度な品質を保証
- 品質管理体制
- 常に品質管理システムの向上を目指し、ISO9000シリーズの認証や航空業界に関連する認証を取得しています。
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