
成形/機械加工
Forming/Machining
超塑性成形(SPF)とは?

熱間成形における特殊工程の一種で、材料特有のある温度域で一定の歪速度で変形させたとき、アルミニウム合金で100%以上、Ti合金で300%以上の伸が発生する現象を利用した成形。 (英語で“Super Plastic Forming”、略称“SPF”)
超塑性成形(SPF)で
実現できること
金型が雄雌のいずれか一つで成形が可能
通常の成形工程では、製品の形状作成には雄型と雌型の両方の型が必要です。しかし、超塑性成形では、材料が非常に伸びやすいため、一方の金型だけを使用して成形できるため、製作コストの大幅削減が可能です。
冷間加工で実現が難しい形状を成形
超塑性成形は、高温で行うため、冷間加工では実現困難な細かい製品や複雑な形状に成形することができます。
複数の成形部品で組立製造した部品を、
一体成形することが可能
一体成形を行うことより、部品点数を削減することができます。また、組み立て工程が不要となり、製造コストと時間の削減が可能です。
大型部品の成形が可能
大型部品の製造にも非常に有効です。一般的な板金技術では対応が難しい大きな一体型の部品も、継ぎ目なしで製造することができます。
超塑性成形が、航空宇宙産業での需要が高まっている要因の一つです。
曲面を自由に組み合わせたデザインの製作が可能
超塑性成形では、成形材料の柔軟性が高いため、複雑な曲面や滑らかな曲線を持つデザインの実現が可能です。自動車業界や航空宇宙産業では、この技術を利用して、空気力学的に最適化された形状や美しい外観の部品を製造しています。
金属技研の超塑性成形(SPF)の特長

実際の工場での成形工程
超塑性成形の流れ
材料
超塑性材料の剪定
金型
金型設計機械加工
解析
成形予想/成形条件算出
超塑性成形
熱処理
3Dトリミング/検査
完成品
設計から完成品までの
トータルサービスを提供
超塑性成形の活用事例

Decorative rock panel
(A5083 Superplastic forming material)
1,100 × 2,350 ×
0.8t
SPF加工例イメージ


保有設備代表例

- ワークサイズ:1400W×2700L×900H
- 金型サイズ :1400W×2700L×900H
- 最大積載量:常温~700℃…7000kg/700~900℃…5000kg 温度域:常温~980℃
- 圧下力:常温~700℃…10000kN/700~900℃…6000kN
- 成形ガス:Ar(純度99.999%)
- 成形ガス圧力:0~4.0MPa
その他、滋賀工場と土岐工場に数台保有しております。

- ワークサイズ:1200W×2440L×380H
- 金型サイズ :1100W×2350L×365H
- 最大積載量:4000kg
- 温度域:常温~980℃
- 圧下力:ラムシリンダー最大5292kN
- 成形ガス:Ar(純度99.9% or 99.999%)
- 成形ガス圧力:0~3.45MPa
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