技術情報 | 金属技研株式会社

Mo製加速電極

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製品概要

国際熱核融合実験炉(ITER)に搭載される予定の中性粒子入射装置(NBI)で使用する電極と支持枠の試作品です。核融合を引き起こすためにはプラズマを1億度以上に加熱する必要があり、このプラズマの加熱方法の一つとして外部から“熱い”粒子を注入する中性粒子入射(NBI)加熱法があります。この電極はイオン源から発生したイオンを高いエネルギーを持ったイオンビームにするための、静電加速装置の一部です。プラズマの定常状態を保つため長時間のビーム照射に対応できるように一定温度の高温流体の水路を内蔵したMo製の電極です。


製作技術

製品寸法は、電極部が520mm×230mm×9mm、支持枠は、φ1800mm×60mm。
 電極部はモリブデン製で運転時に全体を200℃に保つため、温度コントロールした流体が流れる水路を内蔵しています。
この流路は当社の真空ろう付によって製作しています。
またイオンの通り道となる216ヵ所の穴は当社の精密な機械加工技術により、難加工材のモリブデンを±0.05mmの精度で加工されています。
支持枠部はSUS316L製で内部の真空を保つためのシール構造と電極に高温流体を供給するための導入配管を備えています。配管の温度上昇に伴う熱伸びの吸収機構とフランジ部へ熱を伝えないための熱遮蔽構造を持った大型のフランジは当社の大型機械加工装置と熟練の溶接技術によって製作しています。

エンジニアリング事業本部

NBI device2_20140403.jpg

 

 

 

 

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