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よくある質問(非破壊検査)

 

本Q&Aはウェビナー開催時に回答したものです。条件によっては対応可否も変わりますので、詳しくは こちら よりお問合せください。



非破壊検査概要

非破壊検査(NDI:Non Destructive Inspection、NDT:Non Destructive Testing)とは、材料や製品、構造物などに、きずをつけたり破壊したりせずに、きずの存在・位置・大きさ・状態などを確認する技術です。
また寸法や機能を変えることなく、きずを調べる方法であり製品・構造物などの健全性を確認し、信頼性を向上させることが大きな目的です。

体制

社外の方への非破壊検査の訓練は可能でしょうか?

NAS410 PT,UT,RTについて訓練が可能です。ぜひご相談ください。

社外Responsible Lev.3の請け負いは可能でしょうか?

可能です。ただし、懸念としまして、社内NDTすべてに精通が条件である【RL3】を社外認定で行う場合、委託元としてRL3認証に際するエビデンスが多岐に渡り、委託リスクが大きいかもしれません。

非破壊検査のみの依頼は可能でしょうか?

可能です。ぜひご相談ください。

これまで熱処理、機械加工を依頼していますが、加えて非破壊検査もお願いできますでしょうか?

可能です。
多方面で課題となっているのこぎり型外注を減らす一案としてぜひご検討ください。

非破壊検査の検査体の大きさ、形状、材質の制限はありますでしょうか?

検査手法毎に、試験体の【大きさ】【形状】【材質】および【検出可能な欠陥】が制限される場合もございます。ぜひ一度ご相談ください。

検査のみを依頼した場合の納期はどれくらいでしょうか?

最短で3日見ていただければと思います。

非破壊検査の品質保証書の発行は可能でしょうか?

JISQ9100での保証書発行が可能です。

非破壊検査の品質保証書の発行は可能でしょうか?

JISQ9100での保証書発行が可能です。

検査結果はどのような形で提供されるのでしょうか?

品質保証書+ご要望の書類を提出させていただきます。

出張検査や持ち込みでの検査は対応して頂けるのでしょうか?

可能です。ご相談ください。

技術

表面の欠陥と表面直下の欠陥の違いは何でしょうか?

非破壊試験で区分した「①表面」「②表面直下」「③内部」で①は表面に連結したクラックなどがあげられます。
②、③について同じ内部欠陥ですが、②は試験手法により表面から閉口した箇所が確認できない表面に近接した領域にあるものを示します。

超音波探傷検査(UT)の透過深度はどれくらいでしょうか?

探触子の周波数が高いほど薄肉の検査が可能です。
材質にもよりますが、例えば、20Mhzですと、0.2㎜程度、5Mhzであれば30cm程度となります。

磁粉探傷検査(MT)において、円形磁化に続いて縦磁化を行う場合、各磁化間の脱磁は必ず必要となるのでしょうか?

検査体のメーカーマニュアルにより異なりますが、円形磁化後に脱磁を行わないことで、縦磁化後の検査判断に影響を及ぼす可能性がある場合、各磁化間の脱磁をお勧めします。

磁粉探傷検査(MT)で一般的に検出可能なキズの最小サイズはどの程度でしょうか?

キズの検出可能な最小サイズは、一般的に約0.1~0.25mm程度が検出可能です。

不動態化処理を行う部品に対して浸透探傷検査(PT)を行う場合、検査は不動態化処理の前と後のどちらが一般的でしょうか?

最終の確認が目的となると、処理後で問題ないと思います。
一方、処理の健全性をモニタリングする必要があれば、前後での実施がよいかと思います。

非破壊検査にて単結晶金属と多結晶金属との見え方の違いはありますでしょうか?

放射線検査(RT)にて結晶の方向が見える場合があります。

渦流探傷検査(ET)が可能な検査体の最大寸法はどれくらいでしょうか?

手作業にて実施可能ですので、寸法制限はございません。
検査範囲と検査時間は比例関係です。

非破壊検査で0.5㎜くらいのクラックを検出できますでしょうか?

可能です。材質や欠陥の位置により手法を選択します。

筒状内面など人の目が届かない箇所の磁粉探傷検査(MT)、浸透探傷検査(PT)は可能でしょうか?

目が届かない箇所へのPT、MTは物理的に不可能ですので、カメラを使用しての検査が要求されている場合はその規定に従います。
但し、カメラを使用する場合、特殊なスキルや管理が必要となります。放射線検査(RT)を試されてみてはいかがでしょうか。

X線検査ではフィルムとデジタルどちらが見やすいでしょうか?

一概には言えませんが、デジタル技術の進歩により、0.25㎜の欠陥検出が可能となりました。
デジタルの利点として、4倍程度まで欠陥を拡大でき、誰にでも視認しやすく、またネット環境さえあれば、検査結果を世界中のどこにいても確認が可能となります。

費用

非破壊検査を依頼した場合の検査費用はいくらでしょうか?

内容によりますが5万円程度です。

その他

ASNTとNASの違いは何でしょうか?

ASNT=The American Society for Nondestructive Testing (米国非破壊検査協会)
日本でいうところのJSNDI(日本非破壊検査協会)に相当します。NAS=National Aerospace Standard(公知規格)となります。