よくある質問(積層造形)
FAQ
積層造形に関するご質問一覧
本Q&Aはウェビナー開催時に回答したものです。
条件によっては対応可否も変わりますので、詳しくは
こちらよりお問合せください。
技術に関して
どのくらいの大きさの造形物が作れますか?
MTC保有設備ではおよそ□200mm×H300mmに入れば製作可能です。
表面粗さはどのくらいですか?
表面粗さは電子ビーム方式で約Ra25。レーザー方式は約Ra11です。
二種類以上の合金で一体化は可能ですか?
組み合わせ次第でハイブリット造形が可能です。またHIPを使った別プロセスの導入による一体化が出来る可能性があります。 ただし、2種類の粉末を造形装置の中に投入しての造形はできません。また、2種類ともビーム照射条件が出ている必要があります。
リサイクル粉末の混合度合いはどのように評価していますか?
リサイクル粉末の混合度合いの評価は難しいため混合した後の粉末管理に重きをおいています。 混合後の化学成分が規格を満足しているか、粉末の特性に異常がないかを評価しています。
歩留まりはどのくらいありますか?
お客様の要求と形状次第とはなりますが、おおよそ8-9割くらいの歩留まりとなっています。
材料管理の値はありますか?
粉末成分については社内管理規定に基づいて粉末を管理しています。
適切な造形条件はどのように出していますか?
既存の知見を基に条件出しをしています。
造形物の結晶組織に異方性は生じますか?
造形物の結晶組織には異方性が生じます。MTCでは熱処理やHIP処理で組織の均一化をはかることが可能です。
費用に関して
積層造形の費用感はどのくらいですか?
形状にもよりますが、にぎり拳くらいのおおきさのものですと、20~30万円/chくらいです。
熱処理・機械加工等追加工程によっても変わってきます。
品質に関して
設計や熱処理や検査などはどのような感じですか?
サポート設計はMTCで実施しております。造形に特化した形状変更やトポロジー最適化の提案が可能です。 熱処理は真空中や不活性ガス雰囲気での処理が可能です。
品質管理体制はどうなっていますか?
航空宇宙部品についてはJISQ9100に基づいた品質管理しています。民生品に対してもほぼ同様の工程管理をしています。 作業手順は製品ごとに作業手順書を作成し、それに基づいて作業を行っています。
検査はどのような方法でしょうか?
項目は非接触レーザー寸法測定器や接触式の三次元計測器、Heリーク検査や耐水圧検査、X線CTなど必要な検査が可能です。