加速器・核融合分野向け事例 (HOMダンパー)
case-study
導入背景
電子と陽電子を光速まで加速するのにNb(ニオブ)製超伝導空洞を利用するが、加速すると空洞内に高調波が発生する。この高調波があると電子と陽電子は、エネルギーロスにより思ったように加速出来ないので、フェライトを使い高調波を吸収する必要があった。フェライト板を銅にろう付して使用していたが、ろう付だとフェライト板と銅本体の間の未接合部が残り、そのまま使用した場合、フェライト板の放熱・徐熱がうまく出来ない部分はフェライトの高調波吸収性能が低下するという問題と、接合不良状態で過加熱されるとエッジ部の熱負荷が高くなり、欠損してパーティクルが発生する可能性があった。
導入効果
<効果1>
銅円筒内面にフェライトをライニングすることで、均一なフェライト層ができ、未接合による冷却むらを解消し、温度上昇を抑えられた。
<効果2>
ライニングによる内面均一により、エッジ部の欠損可能性が低くなり、パーティクルの発生を抑えられた。
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