「機械を動かすマシンにならない」
常に考えながら業務を進行しています

姫路工場 加工課 加工係 K. F

2017年度入社
学生時代の専攻︓工学部機械工学科

※インタビューは2022年2月時点の内容です。

姫路工場 加工課 加工係 K. F
Q1
現在の仕事内容は?
新規品プログラム作成と、リピート品の加工オペレーター

新規で加工する製品のプログラム作成や、量産になった製品の加工を行っています。
金属技研では、さまざまな業種のお客様の金属加工を承っているため、製品ごと求められる仕様がそれぞれ異なります。そのため新規品の加工を行う際には、まず加工機械に指令を出すためのプログラムを作成し、加工に使用する刃物の選定なども行います。
プログラムができあがり、さまざまな調整を経て量産段階になった製品の加工オペレーションを行うのも日々の仕事です。どちらも期限のある仕事のため、効率を考えながら、オペレーター業務とプログラム作成業務を両立しています。

姫路工場 加工課 加工係 K. F
Q2
金属技研に入社したいと思ったきっかけは?
設計から品質管理までの、類まれな一貫生産体制に惹かれた

金属の熱処理や接合(特にHIP品)と機械加工を一貫して生産しているところに興味を持ちました。
会社説明会で設計から最終検査まで自社で行っていることを知って、製品の品質を大事にしているところ、顧客に対して真摯なところに魅力を感じました。

Q3
入社後は、どのような流れで仕事を覚えましたか?
学生時代に学んでいたことは仕事に活かせましたか?
未経験の加工プログラム作成は、ますプログラムコードを覚えるところから。
先輩の助けを借り、失敗を繰り返し覚えた

入社後は、1年かけてさまざまな部署へ研修に行き、OJT(仕事をしながら)製品の特徴や、これからそのような加工や熱処理が行われるのか教育を受けました。
学生時代に機械加工や鋳造、また少し熱処理について学んでいた為、研修の時はスムーズに仕事を覚えることができました。
ただ、加工プログラムの作成はほぼ経験が無く、プログラムコードを覚えるのには時間がかかりました。プログラムは膨大な数の英字や数字を組み合わせて作成します。鉄板の表面をけずったり、穴をあけるだけなどの簡単な指令からはじめました。理論上はうまくいくと思っていても実際には真逆に動いてしまったことも…先輩に助けてもらいながら、聞いてはメモを取り、失敗したら直すことを繰り返しながら覚えていきました。
当時使っていたノートは今でも使っています。

姫路工場 加工課 加工係 K. F
Q4
仕事をするうえで大切にしていることは?
やりがいを感じる瞬間は?
複雑なプログラムを作成、問題なく加工が完了した時は、心の中でガッツポーズ︕

日々のオペレーション業務と新規品のプログラム作成を両立させるため、スキマ時間を有効に活用することを心掛けています。
仕事をスムーズに行う為、少し時間が空いた時に次の加工で使う工具を1本、2本作っておくなどしています。こうした時間を有効に使う方法は後輩にも引き継いでいます。
また、複雑な加工が多い製品のプログラムを一人で作成し、初品加工が短期間で問題なく完了したときは非常にうれしいです。心の中でガッツポーズをしてしまうくらいにやりがいを感じます。

仕事風景
Q5
仕事のなかで大変なのはどんなところ?
困った時はお互いに支え合い、チームで協力する事を大切に

複雑な加工が多い製品のプログラムを作成するときは、その作業に時間をとられ、日々の生産に手が回らなくなります。 その時は、朝礼で先輩や同僚に状況を共有し、生産を手伝ってもらうことで乗り越えています。逆に先輩や同僚が忙しいときには、自分が生産を担当するなど、チームで協力し合うことを大切にしています。
また、プログラム作成の業務は、機械をまたぐ加工が入る場合や、途中で熱処理が入る場合など、後の形状で起こりうる可能性を予測し、プログラムに反映しなければならないのが難しいところですが、事前に各部門に確認し、スムーズに進められるよう工夫しています。

Q6
会社の雰囲気で気に入っているところは?
相談しやすい社風の下、悩んだ時は質問し合える安心感

加工課は30人ほどの組織ですが、相談しやすい環境なので一人で悩む時間が少なくて済みます。
また、自分が後輩に伝える立場になったときにも、押し付けの指示ではなく、質問をして自分で考えてもらうことを大切にしています。「機械を動かすマシンにならない」ように、なぜ今この作業をやるのか、より改善できないかなどを常に考え、相談したり、されたりしながら業務を行っています。

Q7
将来はどんなふうに成長したい?
加工課に「なくてはならない人」を目指していきたい

今はまだ、未熟で先輩や同僚に迷惑をかける部分が多いですが、将来的には機械加工のプロとしてプログラムを作成し、加工係になくてはならない人になりたいと思っています。

姫路工場 加工課 加工係 K. F
姫路工場 加工課 加工係 K. F
 

1日の流れ

8:00

出社・1日のスケジュール確認

出社後は、その日に作る製品の数量やどの機械で作るのかなどを確認します。

8:30

朝礼

朝礼では設備トラブルや点検が必要な箇所などの情報を共有します。

8:45

リピート品のオペレーター業務をしながら新規品のプログラム作成

リピート品(量産品)を機械にセットし加工をスタートさせてから、並行してデスクで新規品のプログラム作成を行います。
プログラム作成業務では、新規品のほかにもリピート品のプログラムの改善も行います。
17:15

夕礼

プログラム作成の期限がせまっており、オペレーター業務ができないときはチームで作業を協力し合うことも。日々の情報共有が大切です。

17:30

退社

明日の準備をして退社します。

オフタイム

私はバイクが趣味なので、休日はバイク好きの同僚とツーリングに行ったり、カスタムを楽しんだりしています。
ほかにも、釣り堀に行くなど同じ部署の人だけでなく、いろいろな部署の人と交流する機会があります。

オフタイム

就職活動中の皆さんへのメッセージ

金属技研は専門職的な要素が多く、とっつきにくい印象があるかもしれませんが、業務上で必要なことは入社してからほとんど教えてもらえます。私自身、仕事に就いてから1年間のOJTで学んだことは、大学で4年間かけて学んだことと匹敵するくらい充実していました。
専門分野のため、難しいことはもちろんありますが、わからないことは調べられる環境が揃っていますし、周囲の先輩方はめちゃくちゃ教えてくれる人たちばかりです。「工具って何ですか︖」という人も、興味を持っていただけたら、ぜひ採用担当に声をかけてみてください︕

就職活動中の皆さんへのメッセージ

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